遙かなる時空の中で5 ~白妙の恋唄~ ①

{ 昏(くら)き稜線( りょうせん)}
歌:桂小五郎(近藤隆)

険しき山を越え   亦聳(そび)え立つ岩に
行(ゆ)く手阻まれる   吾が道よ
命を削るとも
あ   夜明けは見えないあの暗闇

されども君は   捨て身で
断崖疾走(はし)りゆく

幽(かす)かに見ゆる光とは
稜線(やまなみ)の彼方にはなく
信念(こころ)にあるのやもしれぬ
絶望に抗いたい
只ひたぶる前を見て

 

幾度も夢破れ   あの戦いの果てに
同志   奪われて空を見る
望みは潰(つい)えたか ?
あ   夜空は答えもせず黙りて

悲願を胸に抱(いだ)きて
明日君も   散るのか ?

「希望を捨てず生きるべし」
君の声が木霊(こだま)している
それでも明日が来るのなら
ひとすじの夢が為に
又此処から進みゆく

 

幽(かす)かに見ゆる光とは
稜線(やまなみ)の彼方にはない
信念(こころ)にあるのやもしれぬ
絶望に抗いたい
只ひたぶるに

「希望を捨てず生きるべし」
君の声が木霊(こだま)している
それでも明日が来るのなら
ひとすじの夢が為に
又此処から進みゆく

  

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